今にも崩れそうな本棚の下で

漫画の感想を書いたり書かなかったりします。

2017-01-01から1年間の記事一覧

人が恋におちる瞬間を見たことはありますか?ー心に響く「沼落ち」ブログ記事等100選

「沼落ち」。それは、特定のジャンルにハマること。 最近、「沼落ち」した人のブログ記事を好んで読んでいます。 これがいくら読んでも飽きないんですよね。 名作恋愛漫画「はちみつとクローバー」の冒頭に、「人が恋におちる瞬間を はじめて見てしまった」…

タイバニ、ヒロアカ、ワンパンマン…「職業ヒーローもの」というジャンル

「TIGER & BUNNY」(タイバニ)、「僕のヒーローアカデミア」(ヒロアカ)、そして「ワンパンマン」。 これらの作品の類似点の話です。 共通点とメリット これらの作品に共通しているのは、 ・ヒーローが活躍する ・作品内世界において、ヒーローは組織化さ…

ジャニオタの文章力は異常ー非ジャニオタが心を動かされたブログ記事70選+α

つねづね思っていたことなんですが、ジャニーズオタク(ジャニオタ、ジャニヲタ)の人の文章力、高すぎませんか?という話です。*1 普段の記事と違って、漫画はあまり関係ありません。 私とジャニーズ ジャニオタが好きなジャニーズを語る コンサート・ライ…

三大ほんとは言ってない漫画の名言「お前がそう思うんなら…」「クラスのみんなには…」あと1つは?

漫画の名言にも色々ありますが、不幸にも本当は言っていないのに、言っていることにされてしまった名言というものもあります。 「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前ん中ではな」(少女ファイト・式島滋→ひだまりスケッチ・ゆの) 元々は、日本橋ヨヲ…

なぜ異世界転生モノ・なろう系小説は安易にレベルやスキルの概念を導入するのか?

ゲーム内の世界でもないのに、なんで異世界でレベルやスキルの概念があるんですかね? 最近、立て続けにそんな感じの作品に触れたので考えてみました。 ただ、この辺のジャンルはそんなに詳しくないので的外れかもしれません。 1 先行人気作品の影響 MMORPG…

「とある魔術の禁書目録(インデックス)」のように漢字にカタカナのルビを当てるタイトル

とある魔術の禁書目録(インデックス)、ロクでなし魔術教師と禁忌教典(アカシックレコード)など、漢字に英語的なルビをふる当て字のタイトルの作品、多いですよね。 気にはなっていたのですが、同じように気にしている人がいたので、この際、歴史をたどっ…

無能力者VS異能力者を描く知略サスペンス「無能なナナ」

今回、ご紹介する漫画は「無能なナナ」。 できれば、この記事を読む前に、以下のリンクから第1話を読んでみてください。 www.ganganonline.com 舞台は、能力者が集められた孤島の学園。 炎を操る能力者や氷を操る能力者など能力者モノでありがちな能力者た…

石井館長が女子高生に転生する漫画「どるから」

なんかまた不思議な設定の漫画が始まりましたね…。 K1の創始者、石井館長が脱税などの件で懲役を受けた後、トラックに轢かれて女子高生に転生するという漫画です。 わざわざ石井館長じゃなくて架空の空手家で良いんじゃないか?とか、脱税の件まで現実のこ…

人気漫画のスピンオフはなぜ「つまらない」「ゴミ」と言われるのか

こんな記事がありました。 anond.hatelabo.jp 漫画のスピンオフが総じて「つまらない」だの「ゴミ」だの言われていますが、さて、どうなのでしょうか? そもそもスピンオフ漫画一般が「つまらない」といえるのか? これは、漫画の面白い・つまらなさをどう定…

カジュアルな著作権侵害の話

年度末の忙しさでバタバタしていたら、一ヶ月以上ブログを放置してました。 久々の更新は、単なる愚痴です。 先日たまたまあるツイートを見つけました。 BLEACHの専門用語で書いた桃太郎、相当COOL。 pic.twitter.com/er67QjF7tB — あキレす (@sagozocombo) …

はてなーの知らない爆サイ・ホスラブの世界

爆サイという掲示板を知っているでしょうか? 爆サイ.com−日本最大級のローカルコミュニティ掲示板 私自身、よく閲覧するというわけでもないですが、存在自体は知っており、そこそこメジャーな存在だと思っていました。 ところが、 「爆サイで晒されてた」と…

BLEACH短歌・40首

「ドラえもん短歌」があるんだから、BLEACH短歌があっても良いんじゃな意でしょうか。 わりとそのまんまのも多いですが、ご笑覧ください。 鬼道 1 自壊せよ ロンダニーニの黒犬よ 自ら喉を 搔き切るがいい 2 テッサイは 詠唱破棄で 使ってる 飛竜撃賊震天…

なぜ「やれたかも委員会」は面白いのか

あのとき、もしかしたらあの女の子とやれたかもしれない。 そんな淡い思い出について、「やれた」か否かを判定する漫画「やれたかも委員会」。 cakes.mu 毎話すごく面白いんですが、なぜこの漫画が面白く、また人気があるのでしょうか? ※この記事には「やれ…

ワールドトリガー菊地原士郎の魅力

今回は、ワールドトリガーの菊地原士郎に着目してみました。 毒舌、風間好き、実は優しいところもある(多分)、と魅力いっぱいな菊地原の登場シーンを見ていきましょう。 (以下、全体的にワールドトリガーの部分的なネタバレを含んでいます。) 邂逅編の菊…

ボディビルダーから還暦超えまで!変わり種の魔法少女マンガ9作品

今回は、魔法少女モノのパロディ・変わり種的なマンガをまとめて紹介します! 魔法少女育成計画(遠藤浅蜊、マルイノ、江戸屋ぽち) 魔法少女による能力バトル・デスゲームもの。 原作はライトノベルです。 何も知らずに魔法少女になった少女たちが、マスコ…

マンガルーでマンガルーを紹介する

ブログやTwitterで比較的自由にマンガの画像を使えるサービス「マンガルー」に登録をしてみたので、さっそくこれを使って記事を書いてみたいと思います。 www.mangaloo.jp せっかくなので、マンガルーを使ってマンガルーのサービスを紹介しましょう。 一般…

ロンダニーニの黒犬を追って、地中海に思いを馳せる

「ロンダニーニの黒犬」とは何か? 「ロンダニーニの黒犬」には元ネタがあるのか? 昔からなんとなく気になっていたことなので、少し調べてみました。 そもそもロンダニーニの黒犬(BLEACH)とは 「ロンダニーニの黒犬」とは、BLEACHにおける鬼道の詠唱の一…

ブログに2日間で15万以上のアクセスがあった話

バグ?バズ? 先日、ふとアクセス解析を見ると、アクセス数が明らかにおかしなことになっていると気付きました。 はてなブログのアクセス解析は、ときどき変な結果になることがあるし、また誤表示かな?と思っていたら、どうもそうではないようで…。 結果か…

漫画ランキング記事の是非

はじめに オススメ漫画ランキング100!みたいな記事はよく見ます。 一つの作品を紹介する記事よりも人気が出ることも多い一方、こういうタイプの記事に対する批判も目につきます。 漫画系ブログを書いている者としては、こうした賛否両論は気になるものです…

カルトと親の宗教教育と子の自由

はじめに 清水富美加さんの「出家」に関する騒動を見たり、「カルト村で生まれました。」を読んだりすると気になってくること。 それは、親の宗教教育と子どもの自由・自己決定権との関係です。 例えば、親の子どもに対する宗教教育・指導はどこまで許される…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【ボーダー入隊編】

ワールドトリガーの名シーン・名言集。 黒トリガー争奪戦編の次は、ボーダー入隊編です。 過去の記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com kido-ari.hatenablog.com れ……0.6秒……!!? ボーダーに入隊した遊真と千佳。 2人はまずはB級隊員への昇格を目指します…

全ての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」たちへ(「トクサツガガガ」の話)

先日、放送された「フルタチさん」の内容が話題になっています。 問題となっているのは、子どもの屁理屈・名言・言い訳を紹介するコーナー。 どうやら、母親が、「ライダーベルトは男の子用だから買えない」と言うのに対し、「じゃあ男の子になる」と言って…

おすすめ能力バトル漫画ランキング50

いつの頃からか,巷には能力バトル漫画が大量にあふれるようになってきました。 そこで,数ある能力バトル漫画・現代異能バトル漫画の中から,私なりのオススメのランキングを作りました。 (若干のネタバレを含みますが、主観的にストーリーの核心に触れる…

週刊少年ジャンプにおけるラッパー・ヒップホップ的なキャラに関する覚書

語尾にYo!とかついたり、韻を踏んで喋ったりするキャラなど。 (そもそもこのジャンルをよく分かってないので、これが、ラッパー・ヒップホップ的なのかも自信はないですが…) ハマー(浜渡浩満)(ピューと吹く!ジャガー)(2000) 虎徹大河(Mr.FULLSWING…

「半沢直樹」に「涼宮ハルヒ」なぜ漫画・ドラマ・ラノベのタイトルには人名が入りやすいのか

1 はじめに 2 タイトルに人名が入っている主な文学・小説・漫画・アニメ・ドラマなど 3 必ずしも人名タイトルは最近だけのものではない 4 実在する人の名前と実在しない人の名前 5 人名に意味がある場合 6 人名が(ほぼ)置き換え可能なもの 7 ヒット…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【黒トリガー争奪戦編】

ワールドトリガー名場面・名言集。 邂逅編に続いて、黒(ブラック)トリガー争奪戦編です。 邂逅編の記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com 黒トリガー争奪戦編では、いよいよ、本格的にトリガーを使ったバトルが登場します。 動くな ボーダーだ(三輪秀次…

なぜ少年マンガ・アニメの「母親」は見た目が若くて美人なのか?

1 はじめに 2 具体例 3 作者が書き分けできていないだけ? 4 読者のあこがれの投影? 5 女性キャラとしての読者へのアピール? 6 絵面の問題? 7 父親や祖父母は? 8 終わりに 1 はじめに ふとタイトル通りの疑問が湧いたので、思いついたことを書…

ジョジョの奇妙な浦島太郎

むかしむかし、ある海沿いの村に、浦島承太郎という若者(ビーチ・ボーイ)がいました。 ある日、浦島が海辺を歩いていると、恥知らずのママっ子(マンモーニ)たちが亀(ポルナレフ)をペッシペッシと叩いていじめていました。 マンモーニたち「やーい、お…

この能力バトル・現代異能バトル漫画がすごい!2017【オススメ・連載中】

最近のオススメ能力バトル・異能バトル漫画を紹介します。 何が、能力バトル・異能バトルか、という定義は難しいところですが、なんとなくで判断しています。 あまりにメジャー過ぎるものは除いており、順位はわりと適当です。 なお、主人公の能力や序盤のス…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【邂逅編】

このブログでイチオシのオススメ漫画、ワールドトリガー。 その名場面、名シーン、名言をまとめました。 名場面などを通してこの漫画の魅力を再認識してもらえればと思います。 まずは、邂逅編(第1話〜第13話)から。 よう 無事か?メガネくん(迅悠一)…