今にも崩れそうな本棚の下で

漫画の感想を書いたり書かなかったりします。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ジョジョの奇妙なおとぎばなし・第4部「大きなカブは引き抜けない」

第3部編はこちら kido-ari.hatenablog.com 桃太郎 キジ村億泰「ゥンまああーいっ」(きびだんごを食べながら) 桃太郎その2 ピンクピーチの少年 かぐや姫 おじいさん「かぐや姫も月までブッとぶこの衝撃…」 マッチ売りの少女 少女「マッチはいかが?マッ…

ジョジョの奇妙なおとぎばなし・第3部編

桃太郎 花京犬「そのきびだんご食べないのか? ガッつくようだが ぼくの好物なんだ……… くれないか?」 浦島太郎 「あ…ありのまま 今 起こったことを話すぜ! 『俺は玉手箱を開けたと思ったら老人になっていた』 な…何を言ってるのか わからねーと思うが おれ…

ネタバレはどこまで許されるのか?

某ブログにおいて、某小説について「叙述トリックがある」という紹介がされました。 このことについて、色々な意見が集まっています。 (いつも楽しく読ませていただいているブログでもあり、当該ブログについて批判等をする意図はないのでブログは伏せます…

2016年に完結したオススメの面白い漫画10作品

2016年ももうすぐ終わり。 今年完結した漫画の中でオススメなものをあげてみました。 1 スピリットサークル(水上悟志) 2 デストロ246(高橋慶一郎) 3 BLEACH(久保帯人) 4 ふだつきのキョーコちゃん(山本崇一郎) 5 暗殺教室(松井優征) 6 昭和…

BLEACH用語だらけの桃太郎

昔々、ある空座町に、おじいさん(アブウェロ)とおばあさんがいました。 ある日、アブウェロは、虚圏(ウェコムンド)へ最上級大虚(ヴァストローデ)を狩りに、おばあさんは、尸魂界(ソウルソサエティ)に死覇装の洗濯にいきました。 死覇装についていた…

読み返す度に発見がある。「ワールドトリガー」の魅力 その1

ワールドトリガー(葦原大介)は、大好きな漫画の一つです。 今回は、この漫画の魅力を語りたいと思います。 この記事は、この漫画を読んだことのない人や一度読んだけどピンと来なかったという人に、ぜひ読んでもらいたいと思いますす。 以下、若干のネタバ…

【設定の勝利!】設定が斬新・奇抜・面白いおすすめ漫画30選【出落ち?】

設定が斬新・奇抜・秀逸な漫画を挙げてみました。その発想はなかった!という漫画ばかりです。 なお、主観で物語の核心に触れるようなネタバレは避けていますが、設定に言及する以上、若干のネタバレはありますので、ご注意ください。 1 こころ オブ・ザ・…

特撮オタク漫画「トクサツガガガ」が面白すぎる5つの理由

「トクサツガガガ」(丹羽庭)は、現在連載中の漫画の中で、トップレベルで好きな漫画です。 今回は、トクサツガガガのどこが面白いか、魅力的か、というところを書いていきたいと思います。 なお、致命的なネタバレはしないようにしていますが、若干のネタ…

後味が悪い/モヤモヤする/憂鬱になる漫画のおすすめ15作品+α

大団円のハッピーエンドも良いですが、時々後味の悪い漫画も読みたくなります。 そんなときにオススメの漫画をあげてみました。 「後味が悪い」という選び方の性質上、漫画の紹介の際にネタバレを含みますので、ご注意ください。 また、一部に過激な暴行の描…

マンガで気になるルビの使い方

マンガを読んでいて気になった、ルビの使い方の話をしたいと思います。 マンガのセリフで、「本気」と書いてあって「マジ」と書いてあった場合、キャラクターが音として発声しているのはどちらの言葉でしょうか? 通常は、キャラクターが音として発声してい…

終末・絶望・ディストピアと隣り合わせの日常を描く漫画など

終末や悲劇が間近に存在しつつ、一見普段と変わらないような日常を送る、という漫画が多いような気がします。 もともと終末モノというのは、ジャンルとして確立されていますし、気のせいかもしれませんが…。 仮に上記のような作品が多いのだとすると、東日本…

能力バトル漫画オタが非オタの彼女に能力バトル漫画の世界を軽く紹介するための10作品

バジリスク〜甲賀忍法帖〜(せがわまさき、山田風太郎) まあ、いきなりここかよとも思うけれど、原作が「山風以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。長さも全11巻だし。 ただ、ここでオタトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるか…

タイトルが印象的・秀逸な漫画

インパクトがあったり、素晴らしいと思うタイトルの漫画を挙げてみます。 声に出して読みたい ・デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(浅野いにお) ・神の左手悪魔の右手(楳図かずお) ・ボボボーボボ・ボーボボ(澤井啓夫) ・断裁分離のクラ…

「◯◯(人名)は××ない」式のタイトルの歴史

「かぐや様は告らせたい」を読んでいて思いついたのですが、「◯◯(人名)は××」、特に「◯◯(人名)は××ない」式のタイトルの作品は、かなり多いような気がします。 いったたい何が元祖で、何をきっかけに流行したんでしょうか。 思いついたもの、調べてみつ…

元ネタを知らない人でも楽しめる/「ULTRAMAN」

月刊ヒーローズ連載作品。 タイトル通り、あの特撮の「ウルトラマン」をベースにした漫画です。 舞台はウルトラマンが地球を去って数十年後。 主人公は、ウルトラマンと同化していたハヤタ隊員(早田進)の息子、早田進次郎17歳。 彼が、超人的な身体能力と…

太平洋戦争モノ・戦国時代モノのフィクションと主人公の思想・倫理

togetter.com 「この世界の片隅に」が反戦思想を押し出してかどうか等で盛り上がっていますが、このtoggeterの内容に同意できるかはともかく、フィクションでちょっと違和感を覚えることがあります。 太平洋戦争を舞台にしている作品などで、世間全体は戦争…

殺し屋女子高生たち「デストロ246」

mantan-web.jp 「ヨルムンガンド」の作者・高橋慶太郎が12月から新連載! ということで、それにちなんで同作者の「デストロ246」です。 現代の東京・横浜を舞台に、「殺し屋殺し」の主人公2人(女子高生)、政府機関の殺し屋(女子高生)、ヤクザの組長(…