BLEACH用語だらけの桃太郎
昔々、ある空座町に、おじいさん(アブウェロ)とおばあさんがいました。
ある日、アブウェロは、虚圏(ウェコムンド)へ最上級大虚(ヴァストローデ)を狩りに、おばあさんは、尸魂界(ソウルソサエティ)に死覇装の洗濯にいきました。
死覇装についていたホコリは、刃に似ていました。
おばあさんが、流魂街で洗濯をしていると、死覇装は縮んでかなりタイトになってしまいました。
おばあさんが洗濯を続けていると、瀞霊廷の方から、大きな崩玉が、ドンドチャッカ、ドンドチャッカと流れてきました。
おばあさんは、「スエルテ(ラッキー)」と叫んでこれを拾います。
おばあさんは、穿界門を通って飛廉脚で空座町に帰りました。
アブウェロが、響転(ソニード)で黒腔(ガルガンタ)を通って帰ってくるのを待って、おばあさんは、命を刈り奪(と)る形をした斬魄刀で、崩玉を切ろうとしました。
鋼皮(イエロ)が硬く、おばあさんは、これを切るのに苦戦しましたが、「剣は両手で振った方が強い」と気付いたことで、なんとか切ることができました。
崩玉を切る方法としてはエサクタ(正解)です。
崩玉の中からは、元気な金色疋殺地蔵が出てきました。
金色疋殺地蔵は、ピカピカ光っていましたが、偉大な相手というのは輝いて見えるものです。
子どものいなかったアブウェロとおばあさんは、「これも月島さんのおかげ」と大喜び。
闇に生まれし子どもは、中央四十六室によって桃太郎と名付けられました。
桃太郎は、チョコラテ・イングレスや絶えず自壊する泥の人形で遊びながら、すくすくと育ちます。
寝る子は育つというおばあさんの言葉に従った結果でしょう。
やがて桃太郎は、中学生になり、少し老けました。
桃太郎「13歳や」
ある日、桃太郎は、鬼が島には、死神の卍解を星章化(メダライズ)して奪う鬼(ディアブロ)がいるという情報(ダーテン)を入手します。
桃太郎は、後から生まれてくる弟や妹を守るため、鬼退治に行くことにしました。
おばあさん「死にに行く理由に他人を使うなよ」
おばあさん達は、桃太郎を止めますが、桃太郎の決意は変わりません。
桃太郎「人生が5回くらいあったらなあ! 5回とも違う街で生まれて 5回とも違うものをお腹いっぱい食べて 5回とも違う仕事して… それで5回とも… 同じ鬼を退治する」
ヒーローに憧れていた桃太郎でしたが、憧れは理解から最も遠い感情だと気付いたのです。
やがて、おばあさん達も桃太郎の熱意に負け、桃太郎の鬼退治を応援することになりました。
アブウェロ「進め 決して立ち止まるな 退けば老いるぞ 臆せば死ぬぞ!」
アブウェロとおばあさんは、桃太郎にソウル・キャンディ、プリングルス、聖文字(シュリフト)を与え、桃太郎を花鶴射法で送り出しました。
さよならを言う練習を終えた桃太郎は、甘さ(チョコラテ)を置いて旅に出たのです。
アブウェロ「俺達の仕事は 家の中を片付けて桃太郎の帰り道を用意してやることだ」
桃太郎は、鬼が島へ向かう途中、ロンダニーニの黒犬と出会いましだが、自壊していたのでおともにはできませんでした。
また、桃太郎が、破道の九十の詠唱破棄をしていると、狛村左陣と出会いました。
狛村は、雨と埃だけを食って辛うじて生きていました。
狛村「己を捨てた復讐などするな」
桃太郎「あまり強い言葉を遣うな 弱く見えるぞ」
このやりとりとは関係なく、桃太郎がドッグフードをあげると、狛村は桃太郎のおともになりました。
また、桃太郎と狛村が探査神経(ペスキス)を鍛えていると、狒狒王蛇尾丸に出会いました。
狒狒王蛇尾丸は、魂に誓って勝負を挑みましたが、あっさり負けてしまい、桃太郎のおともになりました。
その後、桃太郎一行が、虚(ホロウ)化していると、アビラマ・レッダーと出会いました。
彼は、第2十刃(セグンダ・エスパーダ)であるバラガンの従属官(フラシオン)であり、数字持ち(ヌメロス)です。
空戦鷲(アギラ)を使う彼でしたが、桃太郎が侘助で何回か斬りつけると、詫びるかのように頭(こうべ)を差し出し、彼もおともになりました。
こうして、犬、猿、キジをおともにした桃太郎は、やがて鬼が島にたどり着きました。
鬼「いつからここが鬼が島だと錯覚していた?」
桃太郎たちが、鬼が島だと思っていた場所は、真世界城(ヴァールヴァルト)へと変化した銀架城(ジルバーン)だったのです。
そこで桃太郎を迎えたのは、見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)から来た滅却師(クインシー)の皇帝と星十字騎士団(シュテルンリッター)達でした。
零番隊をも倒した彼らは、桃太郎たちを旅禍として迎撃します。
鬼「インヴェイダーズ・マスト・ダイ」
桃太郎は、静血装(プルート・ヴェーネ)、王虚の閃光(グラン・レイ・セロ)や最後の月牙天衝でこれに立ち向かいます。
犬は、黒縄天譴明王で、猿は双王蛇尾丸で、キジは帰刃(レスレクシオン)で戦いました。
桃太郎「俺自身が鬼になることだ」
聖別(アウスヴェーレン)や同士討ち、仮面の軍勢(ヴァイザード)の助けもあり、桃太郎たちは、鬼たちを追い詰め、あとは鬼の大将を残すのみとなりました。
桃太郎たちは、鬼の大将を総攻撃しましたが、桃太郎たちは、完全催眠にかかっており、実際に斬られたのは雛森でした。
桃太郎「雛森の霊圧が……消えた……?」
桃太郎の魔人の一撃は「致命的」でした。
桃太郎は、雛森のいない世界のスピードについていけそうにありません。
そこで、技術開発局に雛森を改造(なお)してもらいました。
桃太郎「済まぬ」
雛森「私は(謝罪を)拒絶する」
桃太郎「何を急に怒っているのかネ?君のそういう処…正直 引くヨ」
システムオールグリーン。桃太郎と雛森のコミュニケーションは不全でした。
桃太郎「できれば僕を…許さないでほしい」
そんなことがありつつも、桃太郎達は、なんとか全知全能(ジ・オールマイティ)の陛下を倒すことができました。
もっとも、結局、霊王が何だったのかはよく分かりませんでした。
とはいえ、桃太郎たちは、鬼たちが蓄えていた宝箱を車に積んで、おばあさん達の家へと持ち帰ることができました。
家に帰って宝箱を開けてみると、その中味は、ゾンビパウダーでした。
こうして、桃太郎は百年後までごきげんに暮らしました。
めでたしめでたし
完…だと…?
いらすとや:死神のイラスト
※この記事は、
星井七億さん(http://7oku.hatenablog.com/)の桃太郎シリーズに端を発した、
サイバーエージェント用語だらけの桃太郎
http://ameblo.jp/tsukkyiiiiiii/entry-12230199871.html
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http://bulk.co.jp/theblog/nogutaku/172216472
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http://ameblo.jp/redond/entry-12230406383.html
の流れに乗っかったものです。
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