2018年が楽しみな漫画・2017年に読んだ面白いオススメの漫画15作品
タイトル通りの漫画紹介。
アクション、恋愛、SF、コメディ、サスペンス、ヤンキー・不良などいろんなジャンルが揃ってます。
まだ連載が長くないもの中心です。
- 映像研には手を出すな!(大童澄瞳)
- 15で少女は、あれになる。(江本晴)
- 人馬(墨佳遼)
- 言解きの魔法使い(結月さくら)
- きみを死なせないための物語(吟鳥子)
- からかい上手の元高木さん(稲葉光史、山本崇一朗)
- シンギュラリティは雲をつかむ(園田俊樹)
- 火色の文楽(北駒生)
- 天地創造デザイン部(蛇蔵、鈴木ツタ、たら子)
- 御手洗家、炎上する(藤沢もやし)
- ここは今から倫理です。(雨瀬シオリ)
- 東京卍リベンジャーズ(和久井健)
- 星明かりグラフィクス(山本和音)
- 来世は他人がいい(小西明日翔)
- 虚無をゆく(水上悟志)
映像研には手を出すな!(大童澄瞳)
2017年に読んだ中でトップレベルの面白さ。
読んでない人は「手を出し」ましょう!
女子高生達がアニメを作る話。
設定大好き浅草氏、読モ作画の水崎氏、お金大好きプロデューサー金森氏の三者のキャラ立ちが良いのです。
また、設定図・断面図好きにもたまりません。
細かい設定がありそうで、うかつには語れない怖さもあり、今まで書いてませんでした。
いつかきちんと記事をかきます。
月刊!スピリッツ2018年2月号発売中です!!『映像研には手を出すな!』第19話掲載しております!今回人生初の雑誌表紙です!!! pic.twitter.com/q269e9fp52
— 大童澄瞳/祝重版 (@dennou319) 2017年12月28日
なんと作者ははてなブロガー。
15で少女は、あれになる。(江本晴)
15歳になると女性は腕にエイリアンを移植する世界。
この設定で恋愛を描くという発想がすごい。
設定は突飛ですが、きちんとした青春恋愛オムニバスです。
人馬(墨佳遼)
人のような上半身と馬のような下半身を持つ生き物、人馬。
人が人馬を戦の道具として扱う世界での人馬の話。
人に懐かない人馬は両腕を切られたりする重めの設定ですが、見応えのあるドラマが展開されます。
言解きの魔法使い(結月さくら)
作者いわく、「『漢字』に分解された自分の左腕を、漢字を紐解くことで集めていく、ブロマンス風味クトゥルフの香りを添えて、な漫画」。
漢字の絡んだ謎解きと男の友情が良い。
きみを死なせないための物語(吟鳥子)
古き良きSF少女漫画の良さを残しつつ新しい。
子どものまま大人になる新人類ネオテニイ(幼形成熟)や社会的契約の設定がかなりツボです。
そこに垣間見えるディストピア感。
宇宙考証の解説も読むと2倍面白いです。
からかい上手の元高木さん(稲葉光史、山本崇一朗)
傑作ラブコメ「からかい上手の高木さん」のスピンオフ。
スピンオフ元とはちょっとテイストの違う話もありますが、破壊力は同様です。
ところどころにあるスピンオフ元との繋がりも嬉しい。
シンギュラリティは雲をつかむ(園田俊樹)
タイトル買いしたけど、AIは関係ありませんでした。
ヒト型飛行機の戦争譚。
圧倒的な性能を持った、ピーキーなワンオフ機にはやっぱりロマンがありますね。
主人公や周りがちょっと歪んでいるのも良いところ。
「雲をつかむような話」などと普通は否定的につかわれる言葉が、ポジティブに読めるタイトルも最高です。
本日7月21日拙作『シンギュラリティは雲をつかむ』の第1巻が発売になってます。全国書店や電子書籍で!https://t.co/yhevQKl2NH
— 園田俊樹@シンギュラリティは雲をつかむ1巻発売中 (@afternoon_soda) 2017年7月21日
画像2は棚から見つけ出すイメトレ用。画像3は表紙カバーの別ver.+αです。物理本を買った人はカバーを広げて見てみてください。 pic.twitter.com/tChXim757n
火色の文楽(北駒生)
バレエを怪我で引退した主人公が文楽を始める話。
正直言って、文楽がどんなものか全くよく分かっていなかったのですが、この漫画を読むと面白い。
描写が上手いので、読んでいるだけなのに、声や三味線が聞こえてくるかのようです。
「火色の文楽」の単行本1巻が11月20日に発売されます。
— 北 駒生 (@kitakoma0) 2017年11月19日
人形浄瑠璃「文楽」の道をひた走る人々の青春群像劇です。心と力を込めて描きました。
文楽をお好きな方にも、まだご存知ない方にも、読んでいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします! pic.twitter.com/VohPFM7nvD
天地創造デザイン部(蛇蔵、鈴木ツタ、たら子)
神様からの下請けで動物たちをデザインする人たちのコメディ。
こんな生き物がいるのか!この動物のデザイン面白い!などと勉強になりつつ笑えます。
御手洗家、炎上する(藤沢もやし)
家政婦潜入系サスペンス。
13年前に起きた火事、両親の離婚と父の再婚で全てを奪われた娘達の復讐劇です。
続きが気になります。
【告知】「御手洗家、炎上する」①巻発売に際して、どんな話かを知っていただくためにプロローグ的な漫画を描きました。
— 藤沢もやし「御手洗家、炎上する」① (@moya_moe) 2017年12月12日
まだまだ知名度の低い作品ですのでこの漫画が1人でも多くの人の目にふれることを願っています。よろしくお願いいたします!
1話無料→https://t.co/4ydlXpZP35 pic.twitter.com/SD49qJVBLn
ここは今から倫理です。(雨瀬シオリ)
倫理の教師・高柳先生がその行動を通して生徒達に倫理を伝える話。
授業のシーンもあるのですが、本質的な教えは授業外で行われることが多く、「ここは今から倫理です。」というタイトルは、倫理が場所や時を選ばないことを逆説的に伝えている気がします。
高柳先生が無力な部分があるのもすごく良い。
東京卍リベンジャーズ(和久井健)
タイムリープ×ヤンキーモノ。
平成も終わるとなると、古き良き不良漫画・ヤンキー漫画はタイムリープでもしないと成り立たない、ということには一種の感慨を覚えます。
タイムリープは時代設定をいじるためだけの設定かと思いきや、わりとストーリー
主軸です。
ご都合主義っぽいところもあるのはご愛嬌。
星明かりグラフィクス(山本和音)
美大が舞台。
人間嫌いの潔癖症の女の子(デザイン学科ビジュアルデザイン専攻)とその唯一の友達で、才能ある人間とコネを作りたい女の子(美術学科油絵専攻)がメインキャラクター。
美大あるある的なところも興味深いし、才能を利用するための暗躍や作品制作も面白いのです。
来世は他人がいい(小西明日翔)
極道のトップの孫同士の婚約・同居。
ほのぼのラブコメと思いきや不穏さを醸し出すキャラが良いです。
虚無をゆく(水上悟志)
中編SF。
ネタバレを極力避けると、「良い!」しか言いようがない。
今度発売する短編集に収録されるのでみなさん買いましょう。
まずは手始めに15作品。
他にも紹介したい漫画はたくさんあるので、機会があったらまた書きます。
年末年始に少しずつ書いていたら、同じようなテーマのより質の高い記事にいくつか先を越されてしまいました…。