今にも崩れそうな本棚の下で

漫画の感想を書いたり書かなかったりします。

BLEACH短歌・40首

「ドラえもん短歌」があるんだから、BLEACH短歌があっても良いんじゃな意でしょうか。 わりとそのまんまのも多いですが、ご笑覧ください。 鬼道 1 自壊せよ ロンダニーニの黒犬よ 自ら喉を 搔き切るがいい 2 テッサイは 詠唱破棄で 使ってる 飛竜撃賊震天…

なぜ「やれたかも委員会」は面白いのか

あのとき、もしかしたらあの女の子とやれたかもしれない。 そんな淡い思い出について、「やれた」か否かを判定する漫画「やれたかも委員会」。 cakes.mu 毎話すごく面白いんですが、なぜこの漫画が面白く、また人気があるのでしょうか? ※この記事には「やれ…

ワールドトリガー菊地原士郎の魅力

今回は、ワールドトリガーの菊地原士郎に着目してみました。 毒舌、風間好き、実は優しいところもある(多分)、と魅力いっぱいな菊地原の登場シーンを見ていきましょう。 (以下、全体的にワールドトリガーの部分的なネタバレを含んでいます。) 邂逅編の菊…

ボディビルダーから還暦超えまで!変わり種の魔法少女マンガ9作品

今回は、魔法少女モノのパロディ・変わり種的なマンガをまとめて紹介します! 魔法少女育成計画(遠藤浅蜊、マルイノ、江戸屋ぽち) 魔法少女による能力バトル・デスゲームもの。 原作はライトノベルです。 何も知らずに魔法少女になった少女たちが、マスコ…

マンガルーでマンガルーを紹介する

ブログやTwitterで比較的自由にマンガの画像を使えるサービス「マンガルー」に登録をしてみたので、さっそくこれを使って記事を書いてみたいと思います。 www.mangaloo.jp せっかくなので、マンガルーを使ってマンガルーのサービスを紹介しましょう。 一般…

ロンダニーニの黒犬を追って、地中海に思いを馳せる

「ロンダニーニの黒犬」とは何か? 「ロンダニーニの黒犬」には元ネタがあるのか? 昔からなんとなく気になっていたことなので、少し調べてみました。 そもそもロンダニーニの黒犬(BLEACH)とは 「ロンダニーニの黒犬」とは、BLEACHにおける鬼道の詠唱の一…

ブログに2日間で15万以上のアクセスがあった話

バグ?バズ? 先日、ふとアクセス解析を見ると、アクセス数が明らかにおかしなことになっていると気付きました。 はてなブログのアクセス解析は、ときどき変な結果になることがあるし、また誤表示かな?と思っていたら、どうもそうではないようで…。 結果か…

漫画ランキング記事の是非

はじめに オススメ漫画ランキング100!みたいな記事はよく見ます。 一つの作品を紹介する記事よりも人気が出ることも多い一方、こういうタイプの記事に対する批判も目につきます。 漫画系ブログを書いている者としては、こうした賛否両論は気になるものです…

カルトと親の宗教教育と子の自由

はじめに 清水富美加さんの「出家」に関する騒動を見たり、「カルト村で生まれました。」を読んだりすると気になってくること。 それは、親の宗教教育と子どもの自由・自己決定権との関係です。 例えば、親の子どもに対する宗教教育・指導はどこまで許される…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【ボーダー入隊編】

ワールドトリガーの名シーン・名言集。 黒トリガー争奪戦編の次は、ボーダー入隊編です。 過去の記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com kido-ari.hatenablog.com れ……0.6秒……!!? ボーダーに入隊した遊真と千佳。 2人はまずはB級隊員への昇格を目指します…

全ての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」たちへ(「トクサツガガガ」の話)

先日、放送された「フルタチさん」の内容が話題になっています。 問題となっているのは、子どもの屁理屈・名言・言い訳を紹介するコーナー。 どうやら、母親が、「ライダーベルトは男の子用だから買えない」と言うのに対し、「じゃあ男の子になる」と言って…

おすすめ能力バトル漫画ランキング50

いつの頃からか,巷には能力バトル漫画が大量にあふれるようになってきました。 そこで,数ある能力バトル漫画・現代異能バトル漫画の中から,私なりのオススメのランキングを作りました。 (若干のネタバレを含みますが、主観的にストーリーの核心に触れる…

週刊少年ジャンプにおけるラッパー・ヒップホップ的なキャラに関する覚書

語尾にYo!とかついたり、韻を踏んで喋ったりするキャラなど。 (そもそもこのジャンルをよく分かってないので、これが、ラッパー・ヒップホップ的なのかも自信はないですが…) ハマー(浜渡浩満)(ピューと吹く!ジャガー)(2000) 虎徹大河(Mr.FULLSWING…

「半沢直樹」に「涼宮ハルヒ」なぜ漫画・ドラマ・ラノベのタイトルには人名が入りやすいのか

1 はじめに 2 タイトルに人名が入っている主な文学・小説・漫画・アニメ・ドラマなど 3 必ずしも人名タイトルは最近だけのものではない 4 実在する人の名前と実在しない人の名前 5 人名に意味がある場合 6 人名が(ほぼ)置き換え可能なもの 7 ヒット…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【黒トリガー争奪戦編】

ワールドトリガー名場面・名言集。 邂逅編に続いて、黒(ブラック)トリガー争奪戦編です。 邂逅編の記事はこちら。 kido-ari.hatenablog.com 黒トリガー争奪戦編では、いよいよ、本格的にトリガーを使ったバトルが登場します。 動くな ボーダーだ(三輪秀次…

なぜ少年マンガ・アニメの「母親」は見た目が若くて美人なのか?

1 はじめに 2 具体例 3 作者が書き分けできていないだけ? 4 読者のあこがれの投影? 5 女性キャラとしての読者へのアピール? 6 絵面の問題? 7 父親や祖父母は? 8 終わりに 1 はじめに ふとタイトル通りの疑問が湧いたので、思いついたことを書…

ジョジョの奇妙な浦島太郎

むかしむかし、ある海沿いの村に、浦島承太郎という若者(ビーチ・ボーイ)がいました。 ある日、浦島が海辺を歩いていると、恥知らずのママっ子(マンモーニ)たちが亀(ポルナレフ)をペッシペッシと叩いていじめていました。 マンモーニたち「やーい、お…

この能力バトル・現代異能バトル漫画がすごい!2017【オススメ・連載中】

最近のオススメ能力バトル・異能バトル漫画を紹介します。 何が、能力バトル・異能バトルか、という定義は難しいところですが、なんとなくで判断しています。 あまりにメジャー過ぎるものは除いており、順位はわりと適当です。 なお、主人公の能力や序盤のス…

ワールドトリガー名場面・名言まとめ【邂逅編】

このブログでイチオシのオススメ漫画、ワールドトリガー。 その名場面、名シーン、名言をまとめました。 名場面などを通してこの漫画の魅力を再認識してもらえればと思います。 まずは、邂逅編(第1話〜第13話)から。 よう 無事か?メガネくん(迅悠一)…

ジョジョの奇妙なおとぎばなし・第4部「大きなカブは引き抜けない」

第3部編はこちら kido-ari.hatenablog.com 桃太郎 キジ村億泰「ゥンまああーいっ」(きびだんごを食べながら) 桃太郎その2 ピンクピーチの少年 かぐや姫 おじいさん「かぐや姫も月までブッとぶこの衝撃…」 マッチ売りの少女 少女「マッチはいかが?マッ…

ジョジョの奇妙なおとぎばなし・第3部編

桃太郎 花京犬「そのきびだんご食べないのか? ガッつくようだが ぼくの好物なんだ……… くれないか?」 浦島太郎 「あ…ありのまま 今 起こったことを話すぜ! 『俺は玉手箱を開けたと思ったら老人になっていた』 な…何を言ってるのか わからねーと思うが おれ…

ネタバレはどこまで許されるのか?

某ブログにおいて、某小説について「叙述トリックがある」という紹介がされました。 このことについて、色々な意見が集まっています。 (いつも楽しく読ませていただいているブログでもあり、当該ブログについて批判等をする意図はないのでブログは伏せます…

2016年に完結したオススメの面白い漫画10作品

2016年ももうすぐ終わり。 今年完結した漫画の中でオススメなものをあげてみました。 1 スピリットサークル(水上悟志) 2 デストロ246(高橋慶一郎) 3 BLEACH(久保帯人) 4 ふだつきのキョーコちゃん(山本崇一郎) 5 暗殺教室(松井優征) 6 昭和…

BLEACH用語だらけの桃太郎

昔々、ある空座町に、おじいさん(アブウェロ)とおばあさんがいました。 ある日、アブウェロは、虚圏(ウェコムンド)へ最上級大虚(ヴァストローデ)を狩りに、おばあさんは、尸魂界(ソウルソサエティ)に死覇装の洗濯にいきました。 死覇装についていた…

読み返す度に発見がある。「ワールドトリガー」の魅力 その1

ワールドトリガー(葦原大介)は、大好きな漫画の一つです。 今回は、この漫画の魅力を語りたいと思います。 この記事は、この漫画を読んだことのない人や一度読んだけどピンと来なかったという人に、ぜひ読んでもらいたいと思いますす。 以下、若干のネタバ…

【設定の勝利!】設定が斬新・奇抜・面白いおすすめ漫画30選【出落ち?】

設定が斬新・奇抜・秀逸な漫画を挙げてみました。その発想はなかった!という漫画ばかりです。 なお、主観で物語の核心に触れるようなネタバレは避けていますが、設定に言及する以上、若干のネタバレはありますので、ご注意ください。 1 こころ オブ・ザ・…

特撮オタク漫画「トクサツガガガ」が面白すぎる5つの理由

「トクサツガガガ」(丹羽庭)は、現在連載中の漫画の中で、トップレベルで好きな漫画です。 今回は、トクサツガガガのどこが面白いか、魅力的か、というところを書いていきたいと思います。 なお、致命的なネタバレはしないようにしていますが、若干のネタ…

後味が悪い/モヤモヤする/憂鬱になる漫画のおすすめ15作品+α

大団円のハッピーエンドも良いですが、時々後味の悪い漫画も読みたくなります。 そんなときにオススメの漫画をあげてみました。 「後味が悪い」という選び方の性質上、漫画の紹介の際にネタバレを含みますので、ご注意ください。 また、一部に過激な暴行の描…

マンガで気になるルビの使い方

マンガを読んでいて気になった、ルビの使い方の話をしたいと思います。 マンガのセリフで、「本気」と書いてあって「マジ」と書いてあった場合、キャラクターが音として発声しているのはどちらの言葉でしょうか? 通常は、キャラクターが音として発声してい…

終末・絶望・ディストピアと隣り合わせの日常を描く漫画など

終末や悲劇が間近に存在しつつ、一見普段と変わらないような日常を送る、という漫画が多いような気がします。 もともと終末モノというのは、ジャンルとして確立されていますし、気のせいかもしれませんが…。 仮に上記のような作品が多いのだとすると、東日本…