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今にも崩れそうな本棚の下で

主に漫画の感想を書くブログです。

ブログに2日間で15万以上のアクセスがあった話

バグ?バズ?

 

先日、ふとアクセス解析を見ると、アクセス数が明らかにおかしなことになっていると気付きました。

はてなブログアクセス解析は、ときどき変な結果になることがあるし、また誤表示かな?と思っていたら、どうもそうではないようで…。

結果から言うと、2月18日、19日の2日間で合計15万以上のアクセスがありました。

このブログは、開設からそれまで約3ヶ月で合計11万アクセスだったので、2日間で15万アクセスというのは、異常な値だといえます。

 

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調べてみると、その原因はたった一つ。

ある方が、BLEACH用語だらけの桃太郎 の記事についてツイートしてくださり、そのツイートが大量にリツイートされていたのです。

当該ツイートは、現時点で約1万5000リツイートされています。

 

 

このツイートがされたのは、記事の公開から約2ヶ月後。

正直いって、なぜこのタイミングでそんなにリツイートされたのかはよく分かりません。

記事をアップした当時も、記事に関するツイートのがリツイートされることはありましたが、そのときはここまでリツイート数は伸びていませんでした。

また、当該ツイートをされた方のフォロワー数は、200弱なので、フォロワー数がすごく多い方に取り上げられて一気に広まった、という形とも言えなさそうです。

一つの要因としては、当該ツイートがされたのが、金曜日の午後11時台だったため、リツイート・アクセス数が土日に伸びた、ということは言えるかもしれません。

もっとも、ここまでリツイート数が伸びたのは、たくさんの人に記事を面白がってもらえたこと、運良くタイミングなどが揃ったことが原因ではないかと思います。

 

良い記事を書いたらアクセス数は伸びるのか

 

最近、良い記事を書いたのにブックマークがつかない・アクセス数が伸びない、というようなことが話題になっていました。

良い記事を書いたらブックマークがたくさんつくか、アクセス数が伸びるか、という疑問に関しては、「良い記事」の定義にも寄りますが、常にそうであるとはいえないでしょう。

誰も知らない、検索に引っかからないブログにどんな良い記事を書いても、記事の良さを知られようがないからです。

ただ、私の今回のケースは、運の良さもあるのでしょうが、私が何もしていない間に、記事を面白がってくれる人が多かった結果、アクセス数が極端に伸びた事例だったのかな、と思います。

(なお、私はそもそもtwitterすらしていません。)

 

ブログに関するアドバイスは信用できない

 

件の話題は、良い記事を書けばブックマークがつく、というアドバイスが発端のようですが、そもそもブログに関するアドバイスは、技術的なものを除いて信用できないものが多いように思います。

ブログに関するアドバイスには、見栄、建前、生存者バイアス、確証バイアスなど様々な誤りの要因が含まれていますし、だいたいがサンプル数1で再現性があるのかも分かりません。

また、アドバイスする側にとっては、もっともらしいアドバイスさえできれば良く、真に有用なアドバイスをするインセンティブがない場合も少なくありません。

漫画に引き付けると、闇金ウシジマくんの「フリーエージェントくん」編の情報商材のからくりが分かりやすいでしょう。

結局、アドバイスを盲信することなく試行錯誤するしかないのではないかと思います。

 

おわりに

 

以上、アクセス数が急増した事例の紹介とブログに関する雑感でした。

上記のツイートのRTのペースは大分落ち着いたようなので、今後は、概ね以前のアクセス数に戻ることでしょう。

まあどれたけアクセスが増減しようが収益はゼロなので、マイペースでやっていきたいと思います。


漫画ランキング記事の是非

はじめに

オススメ漫画ランキング100!みたいな記事はよく見ます。

一つの作品を紹介する記事よりも人気が出ることも多い一方、こういうタイプの記事に対する批判も目につきます。

漫画系ブログを書いている者としては、こうした賛否両論は気になるものです。

そこで、漫画ランキング記事に対する雑感を書いてみたいと思います。

 

よくみる批判について

 ランキング記事に対して、よく見かける批判・疑問としては、だいたい以下の通りでしょうか。

・長すぎて読む気がしない

・下の順位から書くな(1位から書け)

アフィリエイト目的だろ

・本当に全部読んでいるのか?

・個々の漫画についての内容が浅い

・あの漫画が入ってない(又は順位が低い)からこのランキングはダメ

SPAM

・順位付けに理由がみえない

 

なるほど、と納得して賛同できるものから、「嫌なら読まなければ良いのでは?」、「代わりに自分でオススメ記事なりランキング記事なりを書けば良いのでは?」と言いたくなるものまで、様々な意見があるように感じます。

 

個人的な考え

 個人的には、ブログに何を書こうが、公序良俗に反していたりしない限り、本人の自由だと思います。

その代わり、内容が酷ければ、読者が離れるだけのことでしょう。

 

では、果たして漫画ランキング記事は参考になるか?

これについては、ケースバイケースだと考えています。

一口に漫画ランキング記事といっても、ただ単に有名な漫画を並べたように見えるだけのものから、ランキングに一貫した書き手の好み・こだわり・選考における思想な見えるものまで様々です。

前者については、参考にならないですし、後者については参考になったり、仮にならないとしても読み物として面白かったりします。

個人的には、

・普段から記事を読んでいて信頼できるブロガーか

・個々の作品を紹介する文章が最低限の量があるか

・上位に入っている漫画や自分が好きな漫画の記載を読んでみて納得感があるか

というあたりから、参考にできるランキングかを判断している気がします。

  

おわりに

皆さんは、漫画ランキング記事、好きですか?嫌いですか?

 

 

参考までに、以前書いたランキング記事です。

kido-ari.hatenablog.com

(力を抜いて書いた記事に100ブクマ以上ついたりする一方、労力のわりにそこまでこの記事にはブクマは付きませんでした)

 

その他のおすすめ記事

kido-ari.hatenablog.com

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BLEACHちえみ

ブルゾン一心 

死神と戦ってる破面(アランカル)のみんな〜

死神の霊圧が大きいほど斬魄刀が巨大になると思ってない?

 

ダメ破面

 

じゃあ質問です

隊長格は、ビルみたいな大きさの斬魄刀を振り回していますか?

 

斬魄刀の大きさは霊圧に比例しない、調節するの

 

ブルゾンマユリ

斬魄刀で戦ってる死神のみんな〜

斬魄刀は一度破損したら、もう修復できないと思ってない?

 

ダメ死神!

 

じゃあ質問です

世界に完璧な物は存在しますか?

 

直すんじゃない、改造(なお)すの

 

ブルゾン惣右介

藍染と戦っている死神のみんな〜

藍染はまだ鏡花水月を遣ってないと思ってない?

 

ダメ死神!

 

じゃあ質問です

一体いつから 鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?

 

勝者とは世界がどういうものかを語るんじゃない、どう在るべきかについて語るべきなの

 

ブルゾン日番谷

 大紅蓮氷輪丸を初見のみんな〜

氷雪系最強の斬魄刀って聞いて、さぞかし強いんだろうとか思ってない?

 

じゃあ質問です

作中に、氷雪系の斬魄刀は何個登場しましたか?

 

冬獅郎じゃない、トーシロなの

 

ブルゾン小説版

BLEACH原作は読んだことあるけど、小説は読んだことのないみんな〜

小説版なんて原作の劣化版だと思ってない?

 

ダメ読者!

 

じゃあ質問です

原作の中で、諸々の矛盾が説明されましたか?

 

原作だけがBLEACHじゃない、小説で補完されるの

 

ブルゾン市丸

斬魄刀の長さが13kmだと聞かされたみんな〜

神殺槍(かみしにのやり)が13kmまで伸びると思ってない?

 

ダメ一護!

 

じゃあ質問です

神殺槍が13kmまで伸びたのを見たことがありますか?

 

言うたほど長く伸びるんじゃない、毒殺するの

 

おわり

「なん…」

「だと…」

「ブルゾンちえみ」

「「「with B(BLEACH)」」」

 

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 関連記事

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カルトと親の宗教教育と子の自由

はじめに

清水富美加さんの「出家」に関する騒動を見たり、「カルト村で生まれました。」を読んだりすると気になってくること。

それは、親の宗教教育と子どもの自由・自己決定権との関係です。

例えば、親の子どもに対する宗教教育・指導はどこまで許されるのか、それは子どもの自由を侵害しているのではないか、とかそういう話です。

 

清水富美加さんの場合

清水富美加さんについては、親の影響がどのように働いていたかはよく分かりません。

ただ、両親ともに幸福の科学の信者であり、本人も幼い頃から教えを固く信じていたということなので、両親の教育が信仰に一定程度影響したという可能性はありそうです。

この件については、事実関係がよく分からない以上、なんとも言えません。

 

「カルト村で生まれました。」の場合

「カルト村で生まれました。」は、高田かやのコミックエッセイ。

カルト村ってどんなとこ?|カルト村で生まれました。|CREA WEB(クレア ウェブ)

所有のない社会を目指して集団生活を行う「カルト村」。

(明言はされていませんが、作中の描写は、「ヤマギシ会」に近いようです。)

そこで育った著者が、幼少期を振り返って描いた衝撃的な作品です。

続編の「さよなら、カルト村。思春期から村を出るまで」もあります。

こちらについては、親の影響はもっと分かりやすいところ。

両親が「カルト村」にいた著者に、カルト村以外で生活する選択肢はありませんでした。

 

親の宗教教育

ここからが本題です。

親の宗教教育はどこまで許されるのか。

抽象的に考えると、

・親が子を洗脳するようなことをしてはいけない

・子の信仰は、子の自由意思に任せるべき

ということは言えるでしょう。

抽象的には、ここまでは異論はあまりなさそうです。

 

しかし、どこまでが教育なのか、どこまで子どもの自由意思というのが存在するのかは難しいような気がするのです。

例えば、私の両親は、初詣として神社にいき、仏教式の葬式をし、クリスマスには子どもにサンタが来ると教えてこれを祝い、宗教を聞かれたらおそらく仏教徒と答えるであろう、(日本によくいそうな)信仰心のそこまであつくない仏教徒です。

私は、この両親の元で育ち、同じような信仰心を持つに至りました。

(といっても、神仏を意識するのは、腹痛のときくらいのものなので、大分信仰心は薄いかもしれませんが…。)

このような私の信仰の状況が、全て自分の自由意思によるものとはあまり思えません。

私の信仰心は、両親からの教育、周囲の環境、個人的な経験など様々からなっており、その中でも両親からの教えは大きいような気がするのです。

他の条件が同じで、両親が信仰心の薄いキリスト教徒であれば、私も同じように信仰心の薄いキリスト教徒になっていたかもしれません。

別に、私が両親に洗脳されたとかそういうことを言いたいわけではなく、親の影響力の元で、子どもの自由意思というのは、どこまで発揮できるのか?ということが言いたいのです。

ある程度成長してからはともかく、幼少期は、親の言うことが絶対のようなところもありますから、親の教育から離れた子どもの自由意思というものをどこまで想定できるかは疑問です。

また、例えば、「カルト村」の両親が、その思想のもとで、子どもに自由に思想を選ばせようと思ったらどうすれば良いのか、というのは、なかなか難しい問題のような気がします。

 

現時点での印象

そもそも、問題設定すらあやふやで、考えがまとまっていないところではあるのですが、漠然と考えているのとを書いてみます。

一言で言えば、ケースバイケースなのでしょう。

個々のケースにおいて、判断要素になりそうなのは、以下のとおりです。

・子どもの年齢

(子どもの年齢が高いほど批判能力があり、親以外と接する機会もあるので、一定の偏った教育も許容しやすく感じます。)

・教育の内容、態様

(他の考えを一切許さなかったり、信仰しないと悲惨な目に会う、といった教育には問題がありそうです。教育と洗脳の違いもここで出てくるのでしょう。また、宗教色の薄い、道徳的な教えは許容されやすそうです。)

・宗教の種類

(カルトと言われている宗教に関する教育は許容し難い印象があり、なんとなく伝統的な宗教だとより許容しやすい気がします〔それで良いのか?という問題もありますが〕)

 

はなはだ漠然とした考えではありますが、何か上記の考えについてご意見があれば伺いたいところです。

 

「カルト村で生まれました。」の面白さ

本題からは外れますが、「カルト村で生まれました。」「さよなら、カルト村。思春期から村を出るまで」をもう少し紹介しましょう。

著者は、既に村を出ており、「カルト村」の思想は持っていないようですが、かといって「カルト村」を激しく糾弾するわけではなく、どこかほのぼのタッチで村が描写されます。

ただし、その内容は、懲罰として食事抜きや体罰(髪の毛を掴んで壁に打ち付けるなどが日常的に行われていたり、物の私有が禁止されていたり、集団生活でシラミがわいてDDT散布が行われたり、と衝撃の連続です。

(読んでいると忘れそうになりますが、平成に入ってからの話です。)

このタッチなのは、真面目に描き出すと内容が重すぎるという配慮なのかもしれません。

著者は、十分に食事を与えられていないので、いつもお腹を空かせているのですが、それでもお供え物には手を出さなかったり、祖母の家でも母親の顔を立てるために我慢したりといった描写が切ないです。

著者はそこまで村に批判的ではないのに対し、ところどころで、著者の夫が批判的なツッコミを入れるところもなかなか面白いところ。

(しかし、その夫のツッコミを漫画に描いているのもまた著者なんですよね。)

続編では、中等部・高等部などの生活から著者がカルト村を出るまでが描かれます。

村から出ることを決意するあたりは、そこはかとなく、トゥルーマン・ショーを思い出しました。

「カルト村で生まれました。」しか読んでいない方は、続編も是非読んでみてください。

 

※「カルト」という言葉自体、多義的なものです。この記事は、特定の宗教をカルトであると断言する内容ではありません。念のため。

 

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ワールドトリガー名場面・名言まとめ【ボーダー入隊編】

ワールドトリガーの名シーン・名言集。

黒トリガー争奪戦編の次は、ボーダー入隊編です。

 

過去の記事はこちら。

kido-ari.hatenablog.com

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れ……0.6秒……!!?

 

ボーダーに入隊した遊真と千佳。

2人はまずはB級隊員への昇格を目指します。

そのために必要になるのが、合同訓練とランク戦。

その合同訓練としての対近界民戦闘訓練でのシーン。

遊真が、大型近界民を一閃で倒してしまいました。

「初めてでは1分切れれば良いほう」とのこと。

黒江が11秒、木虎が9秒、緑川が4秒ということなので、この記録は相当にすごそうです。

もう一回やり直すとさらに0.4秒に縮みます。

この後、風間が遊真を褒めると、菊地原が「誰だって慣れればあれくらい」というところも良いですね。(嫉妬でしょうか?)

 

!! か……か か か 烏丸先輩(木虎藍)

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烏丸が来ていきなりドキドキ乙女モードになる木虎。

普段とのギャップが良いです。

このあと、修が烏丸先輩の弟子と聞いて白眼をむいて嫉妬します。

 

千佳が基地をブチ抜くシーン

狙撃手志望組の千佳。

アイビスで的を撃ったと思ったら、基地の壁をぶち抜いてしまいます。

さすがは玉狛のトリオン怪獣。

見開きがカッコ良いシーンでもあります。

 

「ダメでもともと」「負けも経験」いかにも三流の考えそうなことね 勝つつもりでやらなきゃ勝つための経験は積めないわ(木虎藍)

 修は、風間に模擬戦を持ちかけられ、これを了承。

木虎は、「一方的にやられて恥をかくだけ」と一応心配してくれています。

他の隊員を退出させる時枝の優しさも光ります。

模擬戦が始まってみると、大方の予想通り、修は一方的に6連続でダウンを取られてしまいます…。

見るに耐えないとこれをやめさせようとする木虎。

修のことを心配してくれているのでしょうか。

遊真が、修は先のことを考えて経験を積んでるんだよ、と言ったのに対して述べたのがこのセリフ。

主人公が頑張っているというのに、なかなかこの漫画は手厳しい。

良いこと言うな、と烏丸に褒められて喜ぶ木虎も良いですね。

 

もうひと勝負お願いします(三雲修)

迅が黒トリガーを差し出したことを知って、もうひと勝負を求める修。

20戦以上瞬殺されてもなお心が折れないところはカッコ良い。

 

お前は弱いけど馬鹿じゃない(烏丸京介)

修の回想シーンでの烏丸のセリフ。

烏丸は、小南にウソばっかり言ってるわりに、修については「『今後に期待』……としか言えない」と言って、気休めは言わずに真摯に評価してるんですよね。

このセリフも、修のことを正確に分析してくれているものだと思います。

 

「スラスター」ON!!(三雲修)

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ここまで風間に24連敗した修。

迅のことを聞いて決意を新たにしたと言っても、風間との実力の差はそう簡単には埋まりません。

そこで、修がとった戦法は、意表をついたシールドチャージ。

この知恵と工夫によって、なんとか風間との引き分けに持ち込むのでした。

0勝24敗1引き分けとはいえ、この時点の修としては大きな成果でしょう。

 

はっきり言って弱いな(中略)だが 自分の弱さをよく自覚していて それゆえの発想と相手を読む頭がある 知恵と工夫を使う戦い方は 俺は嫌いじゃない(風間蒼也)

烏丸に修の感想を聞かれた風間のセリフ。

冒頭で弱いと言いつつ後半で結構褒めています。

遊真vs緑川戦でも、会議中に模擬戦を気にしていたりして、玉狛第二のことを気にかけているようです。

 

…これでいい こっちのほうが あんたとの差がよくわかる(緑川駿)

遊真と10本勝負をする緑川。

途中から遊真の強さに気付きます。

スコーピオン以外のトリガーを使わないのかと聞かれた緑川が言ったのがこのセリフ。

調子に乗ってた緑川ですが、謙虚に実力の差を認めたようです。

内心では「こいつは… …いや この人は」とわざわざ言い換えてるのに、声に出すときは「あんた」なのは、やっぱりまだ子どもっぽいところでしょうか。

この後、遊真と緑川がライバルになるところも良いですね。

迅も嬉しそうです。

 

いよいよ次は大規模侵攻編です。名シーンが目白押しですね。

 

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全ての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」たちへ(「トクサツガガガ」の話)

先日、放送された「フルタチさん」の内容が話題になっています。

問題となっているのは、子どもの屁理屈・名言・言い訳を紹介するコーナー。
どうやら、母親が、「ライダーベルトは男の子用だから買えない」と言うのに対し、「じゃあ男の子になる」と言ってまで仮面ライダーのベルトを欲しがった女の子について、「子どもの屁理屈」として紹介したようです。
番組内容の是非については、番組を通して見たわけではないので何も書きません。
ただ、この話を見かけて連想したのが、「トクサツガガガ」のエピソードでした。
トクサツガガガは、かつての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」・「魔法少女のステッキを買ってもらえなかった男の子」にぜひ読んでもらいたい漫画なので、この機会に紹介したいと思います。
(上記の番組についてのtoggeterのコメント欄でも同様の文脈で紹介されています。)
 
以下、若干のネタバレを含みながら、トクサツガガガのエピソードを紹介します。
 
まず、「トクサツガガガ」は、特オタ(特撮オタク)の日常を描いたコメディです。
主人公・仲村叶(かの)は、隠れ特オタの26歳女性。
特撮の中でも戦隊モノを好んで見ています。
仲村は、幼い頃から特撮が好きだったのですが、「女の子らしいもの」が大好きな母親から、「女の子なのに」「もう小学生でしょ」などと言われ、特撮を見るのを許してもらえませんでした。
そこで、一時期、特撮からは離れていたのですが、大人になって一人暮らしを始めてからは、幼い頃の反動で、立派な特オタになったのです。
 
そんな仲村は、会社では、自分が特オタであることを隠しています。
その理由の一つは、特オタであることを公言することで、自分の好きな特撮が悪く言われたり、嫌われたりするのが怖いから。
仲村の恐怖感には、母親にかつて自分の趣味を否定された過去が影響しているようです(下記画像参照)。
 

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トクサツガガガ丹羽庭)第1巻(小学館)より引用)
 
そんな仲村は、ある日、ファストフード店に行きます。(マクドナルド的なところ)
仲村が頼むのは、ラッキーセット。(マクドナルドでいうハッピーセット
仲村の目当ては、おまけでついてくるジュウショウワン(作品世界で放送中の戦隊モノ)のおもちゃなのです。
その頃、同じ店にやってきたのは、小学生の女の子とそのお母さん。
お母さんは、ラッキーセットを注文し、子どもの意見も聞かず、男児向けのジュウショウワンのおもちゃと女児向けのラブキュート(プリキュア的なアニメ)のおもちゃのうち、ラブキュートの方を選びます。
これに対し、女の子は、私がほしいのはジュウショウワンの方だと主張します。
すると、お母さんは、「でもこっち(ラブキュート)もかわいいよ」「一人だけ違うと変だよ?」と言って、結局、女の子は、ラブキュートの方を選ばされてしまうのです。
このやりとりを見て、女の子に幼い頃の自分を見出した仲村。
(仲村も、黒いランドセルを欲しがったものの、母親に言いくるめられて赤いランドセルを選ばされた過去があります。)
仲村は、女の子に自分のジュウショウワンのおまけをあげるのです。
このときのやりとりがすごく良いんですよね。(下記画像参照)
 

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(いずれもトクサツガガガ第1巻より引用)
 
このシーンの仲村さんのかっこ良さ!
仲村さんが、女の子を救うことによって、かつて「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」の中には、救われたような気持ちになる人もいるでしょう。
この漫画は、大げさにいえば、「〇〇らしさ」の押し付けに抗うことを描いた漫画でもあるのです。
人に「らしさ」を押し付けないように気をつけたい、また、「らしさ」やジェンダーで困っている人を見かけたら手を差し伸べたい、そんな気持ちにさせてくれる漫画なのでした。
(さすがに、赤の他人の子どもにおもちゃをあげるのは極端な例ですが…)
また、この漫画は、ストレートに書くと青臭くなるような内容でも、特撮(特に戦隊モノ)を一旦かませることで、上手くこれを処理していて、そこも好きなところです。
さらに、この漫画は、この女の子の母親や仲村の母親について、一概に悪だと決めつけて糾弾するわけではなく、そういうバランス感覚もすごく良いんですよね。
なお、本編では、このあと、更にオチが待っているのですが、そちらは購入して確認してみてください。
 
ほかにも、ラブキュート好きのコワモテの男性(通称・任侠さん)と、それを知ってしまった母親の話、仲村の特撮趣味に「いい年して恥ずかしくないの?」と言ってくる同僚(北代さん)の話、仲村と母親との確執の話など、名エピソードが盛りだくさんです。
少しでも興味を持ったら、ぜひ、トクサツガガガを読んでみてください。
(上記の任侠さん、北代さんのエピソードはいずれも3巻に収録。)
 
なお、以上に紹介したエピソードは、作品のほんの一部であり、基本的には隠れ特撮オタクコメディなのであしからず。
以下のようなオタクあるある、隠れオタクあるあるも登場します。
・カラオケでオタバレせずに歌える曲がない
・知り合ったばかりは、お互いどこまでディープなところまで話して良いのか探り合い
・休日に何してるかを言えない
・感極まるとやたら物を叩く
・ネットで感想を何万字読んでも書いても、生の感想を聞きたいし喋りたい 
・懐古怪人との戦い
・グッズは最終的にはゴミになるけど…
・ディープなオタクとの会話には通訳が必要
あるあるネタは、わりと豊富で、特撮あるあるは当然のことなが、他にも、男性アイドルオタクあるある、子育てあるある、海外アーティストあるある(?)、カラオケの廊下あるある(?)的な話もでてきたりします。
 
 また、ところどころに特撮技術の話も登場し、ストーリーと特撮技術がリンクするところも面白いのです。
 
かつての「ライダーベルトを買ってもらえなかった女の子」、「魔法少女のステッキを買ってもらえなかった男の子」へのおすすめの漫画、トクサツガガガの紹介でした。
 
一般の紹介記事としては、以下の記事をご覧ください。
 
 
 

斬魄刀が男性のアレのメタファーである10の理由

タイトル通りの話です。

8割方は真面目な話なのですが、内容が内容なので、そういう話が苦手な方は代わりにこちらの記事でもご覧ください

BLEACH用語だらけの桃太郎 

 

1  昔から刀はアレのメタファーにされてきた

 

フロイトによれば、「長くて尖ったもの」、「体の中に侵入して傷つけるもの」は、陰茎の象徴だそう。

刀もまた、これらの特徴を備えた陰茎の象徴とされているようです。

フロイトにかかると何でも「男根のメタファー」になってしまうので、あまり参考にはならないかもしれませんが、古来より、刀がアレのメタファーとして用いられてきたことは間違いないでしょう。

BL小説の名セリフ「そう…。そのまま飲み込んで。僕のエクスカリバー…」はその一例ですね。

また、vaginaという言葉自体、剣の鞘などの鞘状の構造を意味する言葉に由来するようなので、刀剣が、この「剣の鞘」に納めるもののメタファーに使われるのも頷けます。

 

2  卍解すると大抵大きくなって強力になる

 

 卍解も色々ですが、全体的に言えば、斬魄刀が巨大になり、強力になる傾向があるといえるでしょう。

いざというときは、大きくなって硬度が増す、というのはアレと一緒なのです。

斬魄刀が大きければ大きいほどすごい、みたいなところも一緒ですね。

斬魄刀の大きさを調整できる設定により、結局、大きさはあまり意味がなくなりましたが、大きければ良いってものではないのはアレも同じです。)

 

3  卍解は人にあまり見せない

 

卍解をしているところを人に見せようとしないキャラクターが複数存在します。

中には、人目につく場所で卍解するものじゃない、と釘を刺される者も。

斬魄刀がアレであるというなら、そのパワーアップした状態をあまり見せないのは自然なことといえるかもしれません。

 

4  卍解には鍛錬や年月が必要

 

 卍解は、そう簡単にできるものではなく、卍解には「具象化」と「屈服」が必要です。

そのためには、基本的には、鍛錬や年月が必要になってきます。

第二次性徴を経ないとパワーアップ版を使いこなせない、という意味ではアレと同じなのです。

特殊な方法を使えば多少は強制的に発動可能なのも似ています。

 

5  卍解の長時間の維持は困難

 

卍解を維持するには莫大な霊力が必要。

そう長時間は卍解してはいられません。

 これも、長時間アレを硬くしておけないのと一緒です。

 

6  斬魄刀には名前がついている

 

えっ、皆さんアレに名前をつけてないんですか?

村上春樹の「風の歌を聴け」にだって、主人公のアレを「あなたのレーゾン・デートゥル」と呼ぶ女の子が出てくるじゃないですか。

 

7  斬魄刀の長さを偽るキャラがいる

 

男性が、アレの長さ・大きさで見栄を張りたがるのは世の常です。

「最大時の斬魄刀の長さ」を偽るキャラがいるのは、斬魄刀がアレのメタファーであることと、見事に符合しているといえるでしょう。

そして、TENGA(株式会社典雅)の調査によれば、日本人の平均サイズは13.56cm。

もしあのセリフが「13cmや」だったら、「平均サイズくらいはあるぞ」という見栄になりますね。

 

8  斬魄刀を伸縮させて連続で突くキャラがいる

 

斬魄刀を伸縮させて高速で連続で突く舞踏連刃。

これは明らかに連続ピストン運動を示唆しています。

 しかもこれで貫かれると毒によって死に至る。

これは性感染症を表すものですね。

 

9  主人公の名前

 

「先(崎)」が「黒」い「イチゴ」。

なんてストレートなネーミングでしょうか。

その主人公が、斬魄刀を振り回して、白いモノを飛ばしたりするのです。

 

10  解号の持つ意味

 

「面を上げろ」や「お早う」と言った解号。

ここまで読んできた方には、これで斬魄刀がムクムクと解放されることの意味が分かるでしょう。

  

その他

 ・BLEACHの内容を揶揄する言葉「薄めたカルピス」。示唆的な言葉ですね。

・二刀一対の斬魄刀はどうなるか?

→「なんと奇遇な!」というやつですね。尸魂界で二刀一対の斬魄刀が珍しいのにも頷けます。

 

最後に、以上を踏まえた上で、朽木白哉のあのセリフをおさらいしてみましょう。

 

「そんな矮小な卍解などありはしない」

 

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